ちょうどいい田舎暮らし
ちょうどいい田舎とはどのようなものなのでしょう?
実際に考えてみましょう。
生活に不便がない
車で10分程度で役場・病院・消防・警察・スーパーがある
車で30分程度で映画館やカラオケなどの娯楽がある
自然が豊か
歴史伝統文化が残っている
これらのバランスのとれた地域は大変恵まれており、田舎暮らしとしては、文字通りちょうどいいです。田舎の醍醐味は、自然であり、地域のある種の面倒臭いともとれるような活動です。田舎暮らし希望の方には、ぜひともそういった地域を探し、すべてを楽しんでいただきたいものです。
田舎が抱える問題点
ちょうどいい田舎も、とんでもない田舎も、多かれ少なかれ、このような問題を抱えています。原因は、少子高齢社会による人口減少、社会の成熟、資本主義社会のありかたなど、日本全体で直面している大きな変化です。
空き家問題
耕作放棄地問題
働く場所問題
人口問題
若者減少による学校等維持問題
後継者問題
最小単位の地域自治問題
自治体財政問題
すでに、日本全土でこのような方向に進んでおり、小さな自治体から維持できなくなり、合併、大きな自治体も維持できなくなり、合併、がどこまで進むかは誰にもわかりません。少なくとも、現在の暮らしや環境は、相当な努力なしには維持すらできなくなるというのが現実です。
ちょうどいい田舎づくり
ちょうどいい田舎を維持するために
地方自治の維持をするためには、地方自治の財政維持、そのためには人口維持が必要です。では人口はどのように考えることができるでしょうか?
出生率×子育て世代の数=人口
と考えることができます。出生率に関しては、国策が大きく影響してくるかもしれません。しかし、子育て世代の数に関してはどうでしょうか?日本において子育て世代の総数が限られているとすれば、各地方の子育て世代の数は、総数からの奪い合いに他なりません。
つまり、人口維持の条件としては、、
子育て世代が住みたい街
である必要があります。
子育て世代が住みたい街は人口が増える、または維持ができる。子育て世代が住みたいと思わない街は、人口が減る。このような未来がごく近い将来に確実にやってくるのです。
おもしろい、たのしい地域とは?
日本中の地方都市の人口が減少して当たり前だとするなら、人口維持は現実的ではないかもしれません。そうなると、これからの地域に大切な数字は、単なる人口ではなくなるのでしょう。
私たちは、おもしろい、たのしい地域の鍵を握るのは、活動人口と関係人口だと考えます。
地域の人口の中で、どのくらいの人が活動的でしょうか?積極的でしょうか?なにをするにしても、盛り上がりや雰囲気が大きく違ってくるでしょう。これが活動人口です。
そして、それらをおもしろがって関わってくれる、よその地域の人はどのくらいいるでしょうか?これが関係人口です。
また、チャレンジをしやすくなるような機会、チャレンジを応援するような施策が多いほど、活動的な人が集まってくる、素敵な地域になることでしょう。
ちょうどいい田舎はつくるものである
誰もなにもしなければ、多くの地方が自治できなくなります。
そう、なにかしなければならないのです。なぜなら、ちょうどいい田舎暮らしが、大好きだから。
若者+年配者+Uターン+Iターン+民間企業+行政
垣根のない本気のまちづくりネットワークをつくりたい!
ちょうどいい田舎暮らしと、ちょうどいい田舎づくり。あなたも。